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コロチ、語る

コロチ、語る

我々は活動半年を迎えたコロチに改めてこの活動に対する気持ちを聞くためインタビューを行った。

記者「以前にも一度おうかがいしましたが、改めてご質問させてください。なぜ有福を?」

コロチ「オレは本当に良いものが埋もれていく、消えていく、そういうことが我慢ならないのだ。本当に良いもの、つまり本物は有福にもある。温泉や神楽がそうだ。しかし、それが失われつつある。だからオレは立ち上がったのだ。」

記者「つまり、有福が寂しくなったから盛り上げよう、ではなく、本物があるからそれを大事にしたい、ということですね。しかし、そういう場所は日本にも多くあるのではないですか?なぜ、そのなかでも有福を?」

コロチ「うむ。オレはなぜ地方を元気にする必要があるのか?という疑問を持っていた。その問いに我が友が答えてくれたのだ。地方にも、地方だからこそ本物はある。そして多くの制約条件下でもそれを逆手に取るなど工夫すると面白い、と。まあ、本物は面白い!ということだな。それを教えてくれた我が友はその答えを有福で学んだというのだ。だからオレも有福に来たのだ。」

記者「そして『べき論』を始めたということですね。」

コロチ「うむ。我々の『べき論』とは、他人に押し付けるbekironではなく、自らに課すvekironなのだ。それは義務ではない。言うなればstyleだな。オレにとってのstyleは、個性を信じてその良さを最大限発揮するよう努めることだ。そして有福温泉styleはというと、素晴らしい温泉と伝統の石見神楽、そして街が醸し出すゆったりとした時の流れ、そういった本物が我々をほっとさせてくれることだろう。」

記者「なるほど。素敵ですね。私は有福に来るとほっとして、明日も頑張ろうっていう元気ももらえる気がします。それに、静かな場所で誘惑も少ないのでパソコンを持ってきて仕事をすると捗るんですよね。」

コロチ「ふむ。元気をもらえる、それもあるな。オレはこの雰囲気の中で本を読むのが好きだな。エビスはゆったりした時の中で、ゆったりと珈琲を飲むのが好きらしいぞ。」
記者「いいですね。今度は本を持ってきてみます。今日はいいお話を聞くことが出来ました。ありがとうございます。」

インタビューを終え、我々は一段とコロチの人柄に魅せられた気がし、改めて、これからも彼らを追っていこうと決意した。