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珈琲の効能を知る~珈琲とは、良薬口に苦し、ではないか2~

珈琲の効能を知る~珈琲とは、良薬口に苦し、ではないか2~

珈琲はおいしいだけじゃなく、いいことがありますよ

珈琲の効能は私たちが考えている以上に優れているのかもしれません。
今回はせっかく日常で飲むのだから、その効能も知ってみませんか?というお話です。

珈琲の起源についての記事で、珈琲もかつて薬として用いられていた、と書きましたが、現在でも病気の予防などに有効であるという研究がされています。
どのような研究がされているのか、その一部をご紹介します。

ダイエットに効果がある!?

珈琲を飲むことはダイエットにも効果があるという研究がされています。

ダイエットってなかなか難しいですよね。

でも、習慣的に飲んでいる珈琲にその効果があるとすればうれしいですね。

「コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、肥満による悪影響を防ぐのに役立つかもしれない」
University of Georgia(ジョージア大学)薬学部

病気の予防効果が見られる

珈琲にはいくつかの病気を予防する効果がみられるそうです。

私たちは気づかないうちに病気の予防をしていたのかもしれません。

ちなみにここでの「適量の珈琲」とは1日3~4杯だそうですよ。

「適量のコーヒー摂取で、心不全のリスクを11%引き下げることがわかった」
Harvard T.H. Chan School of Public Health(ハーバード大学公衆衛生THチャン・スクール)

「定期的に、適量のレギュラーコーヒーを飲む習慣は、軽度認知症(MCI)における、神経の保護効果が得られるようだ」
University of Bari Aldo Moro(バーリ大学)老年医学課

「全死亡リスク及び心疾患、脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクが減少。コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、全く飲まない人に比べ24%低いことが分かった」
国立研究開発法人国立がん研究センター(National Cancer Center)

ドライアイに効果があるかもしれません

珈琲は涙の量を増やすという研究です。

ドライアイだけでなく、映画を観る前に飲んで、思いっきり涙を流してリフレッシュ!なんて使い方もいいかもしれません。

「カフェインの摂取後に涙量は増え、増加は、アデノシンa2a受容体(カフェインに対して拮抗剤)とシトクロムP450(人体において生体異物の代謝に関与している)の遺伝子多型(遺伝子型の異なる個体)と関係していることもわかった」
東京大学医学部眼科

がん予防になるかもしれません

「がん」という病名は、私たちに恐怖を与える言葉ですよね。

珈琲はそんながんを予防する効果があるという研究発表もされています。

「コーヒーを毎日飲むグループでは、ほとんど飲まないグループに比べて、肝がんリスクが抑制され、1日の摂取量が増えるほど肝がんの発症率が低下する」
国立がん研究センター予防研究部
このほかにも、一部のがんの予防に有効であるなどの発表もあります。

女性向きの飲み物!?

いくつかの研究成果を鑑みると、珈琲は女性向の飲み物と言えるのかもしれません。

乳がん、子宮がん、あるいは女性のうつ病の予防になるそうです。

「1日4杯以上、カフェイン有りのコーヒーを飲む女性の方が、飲まない女性より、鬱病にかかるリスクが20%も低くなる」
Harvard T.H. Chan School of Public Health(ハーバード大学公衆衛生THチャン・スクール)栄養学部

「コーヒーがエストロゲン受容体陰性乳がんリスクを改善できるかも」
※ただし、乳がんは、複雑な病気であり、コーヒーの醸造、豆のタイプ、カフェインが含まれているかどうか、入れ方というようなことでも、違いがでるのかもしれない。今後、乳がんサブタイプの観点での、コーヒー消費の事実確認が必要
Karolinska Institutet(カロリンスカ研究所)医学的疫学と生物統計学部のグループ

「1日に4杯かそれ以上のカフェイン有りのコーヒーを飲む女性達は、コーヒーを飲まない女性に比べて、子宮体がん発症リスクが25%減少した」
Harvard T.H. Chan School of Public Health(ハーバード大学公衆衛生THチャン・スクール)栄養学部と疫学部のグループ

研究ではありませんが、カフェインの効果のご紹介

計算力、記憶力の向上
覚醒作用
解熱鎮痛作用
運動能力の向上
リラックス効果

論文、研究にはつきものですが、検証方法が特殊である、データが少ない、数値が誤差の範囲であるなどの反論もありますので、すべてを信じろ、というわけではありませんが、少なからずメリットがあるのではないでしょうか。
もちろん、飲み過ぎには注意ですよ。