珈琲の起源を知る~珈琲とは、良薬口に苦し、ではないか1~

その習慣、身体にいいんです

珈琲を飲む、ということは身体にいいことなのかもしれません。
皆様も日頃珈琲を飲む習慣があるのではないでしょうか?
今回はその珈琲を飲むということが身体に良いことなのではないか?というお話です。
日常で何気なくしている行為が実は身体に良かった、となると嬉しいですよね。

良薬口に苦し

良薬口に苦し、という言葉がありますが、
珈琲という苦い飲み物も、元々薬だったそうです。
珈琲の起源については主に2つの説がありますが、どちらも薬として描かれています。

エチオピア説

ここで登場するのはヤギ飼いの少年。
彼が放し飼いにしているヤギが夜になっても元気なことを不思議に思い、観察をしてみることにしました。
すると、日中にある赤い実を食べていることに気づきます。
少年も食べてみると元気が出たので、そのことを修道院に伝えます。
そこから夜通しの宗教儀式の際などに気付け薬として飲まれるようになった、という説です。

イエメン説

今度は、町を追放された1人の僧。
小鳥が珈琲の味を食べ元気にさえずるのを見て、空腹だった僧もその実を食べてみることにしました。
すると、疲労感が和らぎ元気が出た!
そこで、祈祷師、医師であった僧は、この実を薬として用いた、という説です。

薬としての珈琲

いずれの起源が本当か、あるいはそれ以外の起源があるかはわかりませんが、その後、イスラム世界で宗教儀式の際などに薬として飲まれるようになったようです。
ちなみに文献としては10世紀頃、アラビアの医師ラーゼスが薬として用いた、との記録が残っています。

やがて、ヨーロッパの商人がイスラムを訪れるようになり、ヨーロッパ世界に持ち込まれ、そして世界に広がっていったそうです。

現代では、一部のガンの予防になるや、心臓病などの死亡リスクの低下につながるなどの研究がされており、実際に薬としての効能もあるようです。詳しい話はまた後日ご紹介しますね。

まさに良薬口に苦し。でも、こんなに美味しい良薬ならいいですね。