久々の善太郎餅にて
例えば、卒業した高校の文化祭に久しぶりに行って、教わっていた先生と偶然すれ違った時。
その先生には1、2回質問しに行っただけで、それほど親しかったわけでもなく、担任でもなかったわけだけど、すれ違った時自分のことに気づいてくれて、ちょっと話が盛り上がったりしたら、嬉しくないですか?
5月末、有福温泉の御前湯につかった後、「善太郎餅」さんにお土産を買いに行った時の話です。
「善太郎餅」は地元で取れるヨモギを使って一つ一つ手作り作る、優しい味のお餅。
頑固一徹な親父さんと、気さくな奥さんで、長くやってこられたお店で、有福で営業する今や数少ないお土産屋さんです。
私が有福温泉に住んでいた時に何度か行ったけど、今回は3年ぶり。
そんな久々な時は、入る時なぜか緊張してしまうのですが、入店を明るく迎えてくれたお店の奥さん、なんと、自分のことを覚えててくれていた!
嬉しくて、ついつい長話してしまいました。
善太郎餅を取り扱っていた旅館が閉館したりと厳しい状況ではあるようですが、遠方からも善太郎餅を求めてファンが来てくれるお客さんもいるとのこと。
「いつまで続けれられるかねぇ」と呟きながらも続けてくれていることに、感謝です。なぜならば、素朴な美味しさの草餅はなかなか他にはないのだから。
そして、また有福に来た時に立ち寄れるお店があったら嬉しいのだから。
2018年5月、有福温泉訪問時の、私の福のお話でした。
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