有福珈琲のアイスコーヒー

珈琲といえばアイスコーヒーもあるじゃないか

前回取材終了後の出来事である。

エビス「ところで、まだお時間に余裕はありますか?」

記者「ええ、まだ大丈夫ですね。」

エビス「では、アイスコーヒーも飲んでみませんか?」

記者「アイスコーヒーですか?」

エビス「はい。これから気温も高くなってくるので、一度試しておこうという話になってまして。よければ感想を聞かせていただきたいなと。」

記者「是非お願いします。」

ということで我々は取材を延長し、アイスコーヒーの試飲を行うことになった。

エビス「また3種類試しますね。実はアイスコーヒーに関しては我々も初実験なんですよ。」

記者「そうですか。楽しみですね。」

エビスは手慣れた手つきでアイスコーヒーをつくっていく。

エビスによると、アイスコーヒーを作る際のコツは急速に冷やすことだという。

ちなみに、その間、コロチは隣で仁王立ちをしていた。

 

『エビスのいつもの珈琲』

コロチ「キレがよくて飲みやすいぞ。」

記者「深みもありますが、スッキリ感がありますね。」

エビス「飲みやすいブレンドなので、アイスコーヒーにするとより飲みやすさが増しますね。」

 

『若女将の茶目っ気珈琲』

コロチ「うまいぞ!」

記者「うまいですね。」

エビス「全体のバランスが高い位置でまとまっていて素晴らしいですね。」

 

『コロチの全力珈琲』

コロチ「うむ、何か、微妙だな。」

記者「特徴が消えている感じがしますね。」

特徴を生かす

エビス「やはりそうですか。では、こちらはいかがでしょう。」

そういってエビスはもう一杯、珈琲を用意した。

コロチ「うむ。これはオレの珈琲だな。」

記者「さきほどは消えていた『コロチの全力珈琲』の特徴が出ていますね。でも、先ほどと何が違うのですか?」

エビス「先ほどのものは3種とも珈琲を抽出後すぐに冷やすようにしました。そうすると、風味が逃げずキレの良いアイスコーヒーになるのですが、考えてみると『コロチの全力珈琲』は全く逆の特徴なのではないかと思い、冷し方を変えてみました。」

記者「なるほど。ブレンドの特徴に合わせて冷し方を変えたわけですね。」

エビス「そうですね。そのものにはそのものにあったやり方をしてあげたいですよね。」

記者「どれも特徴が出ていて美味しかったですね。」

エビス「夏に機会があれば提供できるようにしたいですね。また、今後販売する豆を使っておうちでも試してみてほしいです。」

コロチ「記者君、今日はたくさん珈琲を飲んでご苦労だったな。エビスもご苦労だった。新しい発見があって楽しかったぞ!!」